三具足ってな~に?①

よい子のみなさん、こんにちは。お元気ですか。

今回は、御本尊様にお供えする三具足についてお話をします。

まずはじめに、お仏壇の前にいってみましよう。今日のお話をよくわかってもらえると思います。お題目三唱したら準備完了!さあ、はじめます。

三具足とは、御本尊様にお供えする、華(しきみ)・香(線香)・灯(ローソク)の三つをいいます。また、真ん中に香炉があり、その左右にローソクとしきみがそれぞれある場合は(全部で五つなので)五具足といいます。意義は同じなので、どちらでも良いことになっています。

① 華(しきみ)について

日蓮正宗ではお仏壇やお墓にお供えするお華は、すべてしきみを使用します。その理由を二つ説明します。一つ目として、法華経の方便品の中に「木樒並びに余の材」(法華経一一五ページ)とあります。この中の「木樒」というのがしきみのことであり、仏様にしきみをお供えしていたことが法華経に説かれており、その法華経を信じる私たちも、お仏壇やお墓にはしきみをお供えするのです。

私たちの信心は、「きまり」を守ることがとても大切です。ここでのきまりとは、唱えるお経は法華経にかぎります。ですから、そこで説かれるようにしきみをお供えするということです。もし違う華を供えたら、「信じ唱えていること」と「やっていること」が同じではなくなってしまうので気をつけましょうね。

二つ目として、みなさんは、お華と聞くと何を想像しますか?おそらく、赤や黄色のきれいな花を思いおこすことでしょう。春には桜、夏にはひまわり、秋にはコスモスなどが咲いて、とてもきれいですよね。

でも、きれいなお花はすぐにかれて散ってしまいます。このことは、花の姿が美しいものからそうでないものに変化してしまったということです。また、ひとつの木であっても、季節によって葉っぱだけの時もあれば、見事な花を咲かせる時もあるように、常に姿を変えていて同じ状態ではありません。これを仏法では「無常」といいます。

これに対してしきみは「常緑樹」といって、一年中姿が変わることなく、常に青々とした葉をつけています。また、しきみは日本でただひとつの香木(花の香りではなく、葉そのものに良い香りをもつもの)であり、その香りによって御本尊様の近くを清らかにたもつ用きがあります。

そして一番大切なことは、日蓮正宗の仏様は常にこの世にいらっしやる、いつも変わらずに私たちの近くにいて成仏に導いてくださる、とてもありがたい仏様であるということです。これを仏法では「常住」といいます。このことを、いつも青々としたしきみをもってあらわしているのです。

常に変わらずいらっしやる仏様に対して、花が咲いてはやがて散る「無常」の色花をお供えするのは、おかしいと思いませんか?よって、ここでのきまりとは「常住」の仏様には、常緑樹のしきみをお供えするということです。

なお、しきみがどうしても手にはいらない外国では、ほかの常緑樹をお供えすることが許されています。

まとめ

しきみをお供えすることは、御本尊様への御供養です。この心がけが何よりも大切なことです。

また、今回説明した大切な理由をよく知らないためか、なかには生花(生きたしきみ)ではなく造花のしきみを供える人がいるようです。造花では水を取り替えることはしません。私たちは仏道修行を行なっているのですから、おしきみの水を取り替えることも修行の一分、御本尊様への御供養としてとらえ、いつもきれいなしきみをお供えするようにしましよう。

今回はしきみのお話をしました。次回は香についてお話しします。それまで元気でね。

(妙教 平成21年6月号 30~33ページ)

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